◎巻き爪とは
爪が内側へ曲がっていくのが巻き爪である。
一方、皮膚爪の両側が皮膚へ食い込む状態になるのは陥入爪という。
これらは、一緒に発生する事が多い。
約10人に1人が巻き爪担っていると言われている。
◎巻き爪の原因と言われているもの
現在の医学会では次の事が原因と考えられている。
・遺伝的要素
・きつい靴やスポーツ等による足の指への大きな負荷
・長時間にわたる歩行
しかしながら、不思議な事に、靴を上記の条件を満たさない
い人たち、
寝たきりの高齢者ですらさえも巻き爪が多く見られる事が最近分かってきた。
◎巻き爪の本当のメカニズム
現在、巻き爪に関するある説が浮上している。
形成外科のメカノバイオロジー・メカノセラピー研究室が発表した説によれば、
「巻き爪は、歩行による物理的な力が爪の変形に関与している」という説である。
どういう筝かと言うと、爪は、何もせずにいると、自然に内側へ湾曲してしまう
性質がある。
これが、歩行することによって、常に下から圧力をかける事が平らな爪を維持する
上で大切なのである。
足の外側に体重をかけて歩いた方が
楽になるため、
高齢になるとその様な歩き方になると言われている。
これも足の親指にかかる力が減って巻き爪になりやすいと言われている。
そのため、あまり歩かない状態の生活を続けていると、
巻き爪になる事も可能性としてあるという筝である。
◎何故、親指が巻き爪になりやすいのか?
足の親指が巻き爪になりやすいのは、末梢骨と呼ばれている先細りの形状をしている
骨に対して、他の指よりも幅が広いので、なかなか骨で支えられていない両端が
湾曲しやすくなるためである。
◎巻き爪にならないためには!?
1.歩く事が一番大切である。
2.歩く時に、親指に力が入るように意識する。
3.靴底をチェックして、擦り減りの具合をチェックして、
外側ばかりが減っていたら、要注意!!
4.靴のサイズはジャストフィットのサイズを選ぶこと
女性は、ヒールの高い靴、先のとがった靴は、指先に体重が集中してしまい、
爪を圧迫することになり、巻き爪の原因となるのでなるべく控える。
5.大学病院やフットケア外来、もしくはネイルサロン等によって、
爪の表面を削り、適度に爪を薄くしておく
◎もしも巻き爪になったら
巻き爪になると、巻いている形をなくそうとして、短くきってしまうが、
これは、陥入爪を引き起こすこともあるので、切る時の爪の長さに気をつけたほうが良い。
深爪にならないように、長さは
指の先端と同じくらいか少し長めに切り、
先端は丸くならず、
スクエアカットにするように切ります。
爪の柔軟性も大事だと言われていますので、
ボディクリーム等を
爪にも丁寧に塗って、
保湿効果を高めるようにしましょう。
痛みをかばおうとして、歩行バランスが取りにくくなり、
下手をすると転倒して寝たきりの可能性も考えられます。
きちんとした
爪のケアをする事が大事です。
巻き爪になったら、矯正のためにワイヤーやプレート等を
使用したり、手術による方法もあるが、
問題なのは、それらを行っても、歩行をしなければ再発する事もあるので、
出来る限り歩行をして、足の親指に力を入れる歩行を心がける事が大事である。
自宅で巻き爪を簡単に矯正する方法もある。
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