そういえば、昨日のニュースで
「NHKの放送局の人が酒気帯び運転で、逮捕されて諭旨免職処分」
と報道されていましたが、
諭旨免職って言葉知っていますか!?
諭旨免職って良く分からなかったので調べてみました。
◎諭旨免職とは・・
公務員に限っての免職の一つです。
職員が、依願退職する形になりますが、
任命権者(免職や解雇等についての権限を持っている人)が、
自発的に辞めるように職員に促し、職員が依願退職を書いてやめる事です。
◎もし、拒否したらどうなる?
もし、諭旨免職を断れば、おそらく懲戒免職になるかと思います。
◎懲戒免職とはどう違うの!?
公務員に対する免職としては、懲戒免職もあります。
懲戒免職とは、法規違反や職務上の義務違反、職務懈怠、全体の奉仕者としてふさわしくない非行など、重大な過ちを犯した公務員にたいして、懲罰の意味で行う免職の事です。
懲戒免職の場合には、退職手当は一切支給されません。
また、履歴書上にもその旨を記入しなければならないので
再就職は難しくなります。
一方、諭旨免職に関して言うと、
退職金は、一般的には減額されます。
ただし、処分が注意や訓告等の懲戒処分未満の場合は、
減額されずに、通常の退職金が支給される事もあります。
通常の退職金は、ちょっとおかしくも感じますが・・・
法律上では、
依願退職扱いになります。
そのため、履歴書等にも辞めた理由は
「一身上の都合により」と書けばOKとなります。
再就職上も懲戒免職に比べると、し易くなります。
◎諭旨免職者って一体どれくらいいるの!?
諭旨免職者の数だけ調べるのは困難でしたが、
次の事が分かっています。
平成21年度の、懲戒処分を受けた教育職員の数は、
なんと943人もいます。
これでも、前年度から比べると116人減っているようです。
また、訓告等及び諭旨免職まで含めた懲戒処分等を受けた教育職員の数は
これも驚きの7,981人です。
前年度から比べると
3,961人も増えています。
教員職員だけでもこんなにいるとは驚きました。
しかも、懲戒処分となる人が
年々増加しているとは、
驚きです。
もう少し、公務員としての自覚を持っていて欲しいと思います。
◎一般の会社にも同じような制度があるの?
公務員の場合は、免職なので諭旨免職となりますが、
一般の企業の場合には、諭旨退職や諭旨解雇というものもあります。
会社を辞める場合には、一般企業の場合には次のようなものがありますが、
下に行くほど、厳しい処分になります。
・依願退職
・諭旨退職
・諭旨解雇
・懲戒解雇
公務員のみならず、飲酒運転等の法に触れる事をすると、
自分だけではなく、家族にも迷惑を掛けてしまいますので
常に気持ちを引き締めましょう!!
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